2月10日(土)13時半より、2024年新春社会保障講演会を石川県地場産業振興センターで開催しました。参加者は会場とオンラインで約50名でした。NPO法人朝日訴訟の会会長の則武透弁護士を招いて講演を行いました。
「今こそ憲法9条と25条をいかそう~朝日訴訟の歴史から学ぶべきもの~」
冒頭、松浦健伸代表委員から「大災害時には様々な人権問題が起きるが、その基本となる生存権を朝日訴訟から学ぶ意義はとても大きい。今日は皆さんで大いに学習しましょう。」と挨拶しました。
講師の則武透弁護士は、岡山県合同法律事務所所属で、昨年岡山県で開催された中央社保学校の記念講演にも登壇されました。この日も、生存権思想の源流となった自由民権運動に遡り、現在の日本国憲法の制定過程から生存権規定の成り立ちを詳細に解説しました。さらに、朝日訴訟のたたかいの意義を6つの視点から述べ、そのたたかいの歴史は、今まさに全国で闘われている「いのちの砦裁判」に引き継がれていると述べられました。
講演の最後に、寺越博之事務局次長が閉会挨拶し「本日の講演を力に、能登半島地震の被災者に寄り添い、能登の復旧・復興のために、憲法9条と25条を一体に求めてともに頑張りましょう。」と締めくくりました。
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