「子どもの貧困」学習会開催!学校給食の無料化の必要性明らかに

「子どもの貧困」学習会開催!学校給食の無料化の必要性明らかに

 2月21日石川県社会保障推進協議会主催の「子どもの貧困学習会」が開催されました。多方面から60名も参加されました。講師は松田洋介金大准教授。松田さんはホームレス支援活動をされ、金沢市の子どもの貧困対策基本計画策定委員会の委員長をされている。金沢市の子ども生活実態調査では一般世帯と生活困窮世帯と比べることで、問題が可視化されていた。生活困窮世帯は、「食料を買えなかった時があるが29%」「朝食を15%も摂れていない時がある」など改善がまったなしの実態があった。松田さんはこの事実は「親の所得によって子どもの発達や生育条件の格差はあってはないらない」として受け止めるべきであり、「社会の責任で子どもの貧困をなくしていかなければならない」と強調された。参加者は子どもの貧困の実態についての認識を新たにした。最後に閉会の挨拶で寺越社保協事務局長は「子どもの貧困の改善施策は待ったなしなしの課題であり」「就学援助制度の抜本的な改善、学校給食費の無料化、国保の子どもの均等割の減免などが大事になってきている」「4月の統一地方選で実態を訴え制度の改善を訴えよう」と述べました。