地域医療の充実を求める学習会を開催する!

地域医療の充実を求める学習会を開催する!

 2020年1月19日(日)13:30~16:00、石川勤労者医療協会会館にて「地域医療の充実を求める学習会」を開催し、60名が参加し、地域医療構想の狙い・問題点などについて理解を深めました。
 長友薫(まさ)輝(てる)三重短期大学教授が以下の5点について基調講演を行いました。長友氏は「地域医療構想は病床削減にとどまらない」「病院は地域経済、地域の雇用の拠点という視点が欠かせない存在であり、その病院の再編・統合は地域住民が住み慣れた地域で安心して暮らせるか、否かに関わる重大問題」であることを理解しなければならないことを協調されました。
(1)なぜ、424病院の名指しリストが公表されたのか?地方の中小病院が焦点。
(2)今回のリスト公表など、地域医療構想は病床削減にとどまらない点が大事。
(3)地域医療構想、医師偏在対策、医療従事者働き方改革の「三位一体改革」。
(4)地方において病院は地域経済、地域の雇用の拠点という視点が欠かせない。
(5)地域包括ケアシステムを構築するためには病院が必要。在宅医療・在宅介護。
(6)地方自治体(地方自治)は危険水域にあるという認識が重要。
◆政府主導の強引な「公立公的病院等の再編・統合」を
阻止し、力をあわせて地域医療の充実を実現しよう!
 最後に、石川県社会保障推進協議会を代表して、「行動提起」を事務局長の寺越博之さんが行いました。「公立公的病院再編統合の問題は、患者やその家族にとってはもちろん、地域住民にとっても身近な医療機関が縮小・廃止など大問題です。病院の存続と発展の必要性について、地域住民の皆さんに説明と理解を求める集会などを開催し、「病院の存続と発展をめざす住民の会(仮称)」を発起し発展させるなどの取り組みを推進しましょう!」